トレーニングノート

知っておきたい美脚の基準とメカニズム!美脚へ7つのポイント

脚がきれいな人ってどんなメリットがあるか考えた事はありますか?

実際には何か特別な事をした結果脚がキレイになると思いますよね?

今回は脚がキレイになる為に何をすべきか、脚がキレイになるとどんなメリットがあるのかを考察します。

脚がキレイになるためには「それが必要だったのか!」という気づきが得られると思いますので美脚を目指す方は是非参考にしてください。

美脚専門トレーナーの美脚の基準とそのメカニズムを大公開!

脚がきれいな人はどんな歩き方をしていますか?

皆さん、イメージするのはモデルさんがランウェイを歩くような歩き方ですよね。

  • その人の膝の向きはどこを向いていますか?
  • 脚のラインはどうなっていますか?
  • 足首の角度はどれぐらいで着地してますか?
  • 足裏の重心はどこにあると思いますか?

多くの方は、歩くことに対して深く考えたことが無い人が多いと思います。

脚がキレイである『基準』と『メカニズム』を理解できると脚のラインは大きく変わります。

そして、多くの人は「脚がキレイ」は「脚が細い」と同義と捉えています。

同じ細い脚でも、あの人の細さは憧れるけど、この人は細すぎて…と自分なりの判断基準を持っていると思います。

知らず知らずに同じ細い脚でも好みが出てきます。

それは『細さの質の違い』です。

この質というのが、脚が細くなる原理原則に基づいてカラダを使えているかの差です。

歩き方がキレイではない、内股、X脚気味…

心当たりのある人は、まず美脚の基準とメカニズム、理にかなったカラダの使い方を理解する必要があります。

「脚がキレイ」=「細い」とは限りません。

  1. 足首のハマり
  2. スネの向き
  3. 膝のねじれ
  4. 骨盤ニュートラル
  5. 股関節ジョイントセントレーション
  6. トリプルフレクション
  7. 歩き方

この7つが揃って「脚がキレイ」が成り立っているのです。

美脚への道7つのポイント

1足首のハマり

足首のハマり」聞き慣れない人も多いと思います。

そして、多くの人が足首の硬さを感じている印象です。

そもそも足首が硬いのではなく、骨のズレによって上手く曲がらない状態になっていることがほとんどです。

本来、足首の関節はドアの蝶番のような仕組みになっています。

蝶番が捻れたりしているとドアが閉まりにくくなると思いますが足首も「距骨(きょこつ)」という骨が内側にズレることで、それに似た状態となります。

距骨が正常な位置にあることは極めて重要なポイントです。

詳しい解説は以下の記事にまとめていますのでご覧ください。

足首の筋肉と骨の重要性や動きを徹底解説[専門性高]>

2脛骨(スネ)の向き

距骨のズレにより足首の状態が良くないと、当然足首に乗っている脛骨(スネ)の向きにも影響が出ます。

そもそも、多くの人が足の指先、足首、スネの方向が同じ方向を向いていません。

大抵の場合、足首とスネに対して足の指先が外を向いてしまっています。

その影響で内側アーチが潰れ、距骨はズレてしまいます。

足の指先の方向とスネの向きが合っていることは重要なポイントです。

3膝のねじれ

脛骨(スネ)に対して足の指先が外を向いていると距骨はズレて内側アーチが潰れてしまいます。

その結果、バランスを取るため、大腿骨に対して脛骨が外側に回ります。(脛骨に対して大腿骨が内側に回ります。)

これが膝のねじれを生み出しています。

膝のねじれというのは、正確に言うと脛骨と大腿骨のズレです。

膝関節のズレ 大腿骨 脛骨

膝のねじれに伴い筋肉もよじれた状態で固くなります。

この筋肉も緩め膝のねじれを戻すことは絶対必須です。

詳しい解説は以下の記事にまとめていますのでご覧ください。

脚のねじれ解消法で立っても歩いても綺麗な真っ直ぐ美脚を手に入れよう!>

4骨盤ニュートラル

骨盤の角度、コントロールは最も重要なポイントと言っても過言ではありません。

美脚をつくる上で核となるのは、骨盤です。

骨盤から脚は始まるため、骨盤の状態が正常でないということは脚の使い方にも当然問題が生じます。

まずは、骨盤のニュートラルポジションを覚えてください。

骨盤の前側に上前腸骨棘(ASIS)と下前腸骨棘(AIIS)という場所があります。

その双方を結んだラインが床と垂直になる骨盤角度がニュートラルポジションになります。

このポジションをいつでも楽に取れるようにすることは重要なポイントです。

詳しい解説は以下の記事にまとめていますのでご覧ください。

太ももの隙間と骨盤の関係性!!>

5股関節ジョイントセントレーション

骨盤と大腿骨(太ももの骨)で成す関節が股関節です。

股関節 靭帯 寛骨臼 美尻 ワークショップ 股関節

そして、寛骨臼に大腿骨頭がしっかり収まってる状態が正常であり、これをジョイントセントレーションと言います。

人は様々な日常生活で行動パターンが限定されていき習慣化します。

それが悪き習慣である場合、股関節のジョイントセントレーションは崩れていきます。

例えば、無造作に脚を組む、運転することが日課であるなどなど・・・

股関節がしっかり安定したポジションになることで股関節は正常に機能します。

股関節の最適化は美脚づくりにおいて、かなり重要なポイントです。

股関節なジョイントセントレーションの方法の1つ、クラムシェルエクササイズは以下の記事でご覧ください。

太ももの横の出っ張り(大転子)を改善する簡単ヒップアップトレーニング>

6トリプルフレクション

しゃがむという動作でトリプルフレクションは起こります。

直訳すると「3つの屈曲」です。

足首、膝、股関節が協調して曲がることをトリプルフレクションと言います。

多くの方がしゃがむという動作を「膝を中心」に行っています。

本来は足首、股関節が主導となり、それに導かれるように膝が曲がるという使い方をしなければいけません。

まず、股関節を動かす感覚を養うためにグッドモーニングというエクササイズをおすすめします。

股関節が使えない限りトリプルフレクションは破綻します。

つまり、鍛えれば鍛えるほどに太ももだけが太くなったり、膝を痛めたりするリスクが高まります。

正しいトリプルフレクションを身につけることは質の高いトレーニングの礎となります。

足首と股関節主導のトリプルフレクションの練習は以下の記事を参考にしてみてください。

スポーツ整体で行うぎっくり腰の治し方と予防法:正しい身体の使い方による腰痛からの解放>

7歩き方

これまでご紹介した6つのポイントにエラーがあれば、当然ながら歩き方にもエラーは生じています。

多い方では、1日に1万歩程歩く方もいると思います。

歩き方にエラーがある状態で、1日1万回もエラー動作を重ねていれば、カラダの状態が悪くなるのも想像に容易いですよね。

上記の6つのポイント改善を踏まえ歩き方を見直すことは、美脚づくりに置いても、健康づくりに置いても欠かせないポイントです。

歩き方のポイントは以下の記事を参考にしてみてください。

歩くたびにヒップアップ【正しい歩き方解説】>

キレイな脚のメリット

ここまで読んでくださった方はお分かりかと思いますが、美脚への道は簡単ではありません。

美脚とはトレーニングだけをしていれば良い訳ではありません。

日常生活の意識を繰り返すことが重要なのです。

キレイな脚を目指すためにコツコツと意識し、行動し、築き上げた「カラダの使い方」が絶対不可欠です。

生まれつき脚がキレイな人もいれば努力してキレイになった人もいます。

しかし、日々の意識と行動を怠っていけばやがて崩れていきます。

キレイな脚を手に入れたい方、是非、日常生活から改善してみてください。

それと同時にトレーニングを行えば、キレイな脚に手に入ります。

自分のカラダは自分次第でどの方向にも変わります。

自分史上最高の身体へ