女子に知ってほしい!気をつけたいお尻の冷え対策と改善法
夏が終わって、秋から冬にかかる時期から徐々にやってくる、カラダの冷え。本当に気になりますよね。
一般的に女性が冷えで最も気にする箇所は手や足ですが、実は最も気にしないといけない部分はお尻です。なぜ、「お尻の冷え」を気にしないといけないかというと、お尻の冷えは、内臓系(胃腸)や婦人科系(子宮)関連の血流や冷えに大きく関与しているからです。
日本OTC医薬品協会でも、生理痛やPMSの原因の1つが冷えであるということを紹介しています。詳細はこちらをご覧ください。
婦人科系に関しては、子宮頸がんなど、近年の若い女性の羅漢率なども増えているため、認識もアップしているとは思いますが、癌が最も増殖しやすいのが、35度5分と言われているように、低体温が癌が最も広がりやすい環境になります。
逆にいうと、37度前後まで体温を上げてしまえば、癌は減少傾向にむくというデータもあります。
このように、お尻の冷えは、婦人科系の疾患を引き起こす引き金にもなりますし、内臓関係で特に腸の冷えも引き起こすので、腸内細菌の働きを阻害し、ダイエットの妨げをし、太りやすくしたり、便秘を引き起こして、より腸内環境の悪化を招いてしまいます。
感覚神経の影響もあり、末端にある手足の冷えは、本当に気になりますが、これからはお尻の冷えもしっかりと気にかけていきましょう。
お尻の冷えの解消法とは!?
体温をあげるのに最も有効なことは、ヒート効果のある筋肉の柔軟性をあげたり、正しく使えるようにしてあげることで、最も効果的で信頼出来る方法は…
① リリース&ストレッチで筋肉のコリを改善する
② 筋肉を正しく動かして筋肉の弾力をだす
に、なります。ストレッチをして筋肉のコリを改善すると、筋肉の柔軟性がアップするイメージが湧くと思いますが、筋肉を正しく動かして筋肉の弾力をだすという方は、イメージがしにくいかもしれません。
トレーニングのブログなどで、お尻の筋肉をつけたら、代謝があがって、お尻の冷えが改善するようなことが書かれてることが多く、これは決して間違ったことではないのですが、もし間違ったトレーニングをすると、さらに深層の筋肉のコリを促進するなどして、余計に冷えを招いてしまう可能性もあります。
正しく動かして筋肉の弾力をだすことが非常に重要なポイントになります。
輪ゴムを思い浮かべてみてください。放置している(特に日の当たるとこ)輪ゴムはどんどん硬くなっていくのを経験したことがないですか?
あの輪ゴムと一緒で筋肉も使わずに放置していると、放置した輪ゴムと一緒でどんどん硬くなってしまいます。だから、輪ゴムと同様に使うことによって、弾力をキープすることが必要なのです。
それを、怠ってしまうと、凝り固まった筋肉になってしまい、冷えを招いてしまう結果になります。また、使わない筋肉があるということは、その代償として、過剰に使ってしまう筋肉があるということです。
筋肉を過剰に使ってしまうと、その筋肉も凝り固まる可能性があるので、筋肉の正しい使い方というのは、すごく重要なものになってくるのです。
お尻が冷たい人はまずリリース&ストレッチ
運動やトレーニングをする時の鉄則は、狙った箇所の筋肉を緩めるというのがあります。凝り固まった状態でトレーニングをすると、凝り固まった箇所に刺激が集中して、余計にコリが増して、冷えを招いてしまうからです。
お尻が冷えている人は、お尻の筋肉が正しく使えてない可能性が高く、太ももが過剰に使われることによって太ももが凝り固まっているので、まずはここをリリースしていきます。
太もものリリースが終わったら、お尻のストレッチです。弱くて硬いという現象が起きて冷たくなっている可能性が高いので、しっかりとストレッチをかけていきましょう。
お尻がひんやりした時は正しいトレーニングで代謝UP
リリース&ストレッチで、筋肉をほぐして、正しい筋肉を使いやすい状態が出来たら、今度はお尻の正しいトレーニングをして、ひんやりお尻を解消していきます。
お尻のインナーマッスル(深層の筋肉)で特に凝り固まって冷えを招いてしまいやすい、梨状筋をしっかり動かして、冷えの改善を狙っていきます。
梨状筋を含む深層外旋六筋という筋肉郡に刺激をいれると、大腿骨が骨盤にキレイにはまり易くなるので、大きいお尻の筋肉も使いやすくなるのでおすすめです。
お尻の冷え解消まとめ
お尻の筋肉を活性化し、冷えを防ぐのに最もおすすめしているのが、前述したように…
① リリース&ストレッチで筋肉のコリを改善する
② 筋肉を正しく動かして筋肉の弾力をだす
になり、その方法などは上に述べた通りです。上記2点は、基礎的な土台部分になるので、しっかりと改善していくには、別のトレーニングや、普段の生活(特に歩き方)を改善していかないといけません。
上記で紹介した、リリース&ストレッチやインナーマッスルのトレーニングが習慣づいて改善がみられたら、その後はぜひ+αの運動やトレーニングをいれてみてください。
あとは、最近導入した技術ですが、海水温熱療法という手法があって、海水で蒸したタオルでカラダの奥の方に熱をいれていくという方法です。温泉やサウナなどでは、届かない深層部分や内臓部分に熱が入るので、腸内環境があがったり、免疫機能が高まったり、もちろん冷えの解消にも繋がるのでおすすめです。
気温が下がる冬や、クーラー病の大変な夏も、お尻の冷えは辛いものです。少しでも解消していく為にも、普段からこつこつと取り組んでみてください。
全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定資格 NESTA-PFT 取得
美尻トレーナーとしてMBS系列「痛快!明石家電視台」「メッセンジャーの○○は大丈夫なのか?」に出演