トレーニングノート

パーソナルトレーナーになる為の「資格」とは!?押さえておきたいトレーナーの資格おすすめ3選!!

最近、メディアの露出が増え、認知度もかなり高くなっている「パーソナルトレーナー」という職業。「トレーニングを教える仕事」という印象を持っていると思います。しかし、パーソナルトレーナーとは「トレーニングを教える」だけでは成立しません。「じゃあどんな仕事なの?」という疑問を持った方、「私もパーソナルトレーナーとして活躍したい!」と言う方、「パーソナルトレーナーになるにはどうしたら良いの?」という方々に向けた「パーソナルトレーナーになる為に必要なこと」をお伝えしていきたいと思います。

まず、パーソナルトレーナーとは「トレーニングを教える」だけでなく、「食事の指導・管理」「解剖学・生理学を土台としたリハビリや、怪我のリスクマネジメント」そして「お客様の目標に一緒に向かう」など様々なものがあります。パーソナルトレーナーにとって食事の指導・管理はトレーニング指導よりもはるかに重要な項目になります。なぜなら、食事指導失くしてダイエットの成功はありえないからです。

次に、リハビリや怪我のリスクマネジメントですが、お客様が怪我に繋がるリスクを最小限に抑えることや既に怪我をしてしまっている状況に対し悪化させない・改善の見込めるトレーニングを処方することが必要です。病院とは違い、怪我した部分の処方ではなく、怪我したポイント以外にアプローチをすることで慢性的な障害リスクも抑えられるので、技術・知識として必要となります。

最後がトレーナーにとって最も重要で、お客様が目標を達成できる「手助け」をすることがパーソナルトレーナーの仕事となります。この最後が出来ないトレーナーはどんなに知識・技術・経歴・資格があってもお客様との信頼関係は築けないので成功することはないです。しかし、お客様がつかなければトレーナーとして成り立ちません。そこで、一つのスキルやシンボルとして必要なのが「資格」です。トレーナーにはいくつもの資格が存在します。国家資格のようなものはありませんのでトレーナーは誰もがなれる可能性のある職業なのです。しかし、それは簡単なものではありません。誰もがなれる可能性があるからこそ難しい内容であり、その資格を取るために多くの時間を要さなければなりません。
まずは主要な資格を3つご紹介していきます。

1.日本体育協会公認資格
2.NSCA
3.NESTA

これらがトレーナーの資格を取るにあたりおすすめしている資格です。これから資格取得にあたり難易度の紹介をしていきます。

パーソナルトレーナー資格取得の難易度は?

上記項目にもある通り、トレーナーの資格は難しいものが多いです。中でも、日本体育協会公認資格のアスレティックトレーナー(AT)は日本のトレーナー資格でも最難関の資格です。パーソナルトレーナーとしても使える資格ですが、ATはスポーツチームなどのトレーナーとしても活躍できるほどの資格です。

主な役割は選手のリハビリや怪我した選手のテーピング処置、応急救護、フィールドトレーニングなどが多く、フィットネス現場では老若男女幅広い世代にトレーニング理論に基づいたトレーニング指導が可能です。ATはトレーナーからの信頼を獲得しやすい為、独立したりする方には非常に有用な資格です。

勉強内容は解剖学、生理学、外傷・障害、トレーニング実技、テーピング、評価・測定など幅広い分野に特化し幅広い分野を知ることが必須となります。ただし、教材が最低でも9種類あり、それぞれがとても深い内容なので覚える範囲が広いのです。そして、幅広い分野を知るということは覚えなければならない事柄が多いということに繋がります。

合格率を見ると10%程度の合格率で、非常に難しい内容である事が想像できます。ちなみに、公式のホームページから過去問題を見る事が出来るので是非一度ご覧になるといいでしょう。認定条件が少し特殊で、180時間の実習経験が必須となります。既にATの資格を持っている方の元で最低60日間の実習を行わなければ認定試験を受ける事ができないため、時間や金銭に余裕があり、専門学校に通える環境の方にオススメです。

次に、NSCAですが主に2種類存在し、NSCA-CPTとNSCA-CSCSがあります。CPTとCSCSは資格認定に必要な条件が異なっており、大きな違いとしてはCSCSでは4年制大学又は6年制大学の卒業が必要となり、CPTは高卒であれば取得出来る資格となります。又、共通して必要な条件で、AEDとCPR(心肺蘇生法)が正確に行えるという証明の資格が必要です。身近なもので日本赤十字社の赤十字救急法救急員があります。条件の違いから、NSCAの資格の中でCPTは入り口のようなもので、CSCSに比べて取りやすくなっていると言うことがわかります。しかし、他のトレーナー資格と比べてもやはり難易度が高く、必要知識はアスレティックトレーナーと似ており、機能解剖、生理学、外傷・障害、トレーニング実技、評価・測定の能力が必須です。CSCSはCPTよりもかなり深い内容だと捉えて頂ければ良いです。昨年度の合格率を見てもCPTは73.3%でCSCSは54.2%となり、やはり難易度が高くなるのは間違いありません。

最後にNESTAですが、こちらも簡単とは言えませんが、勉強する範囲がかなり決まっており、上記の2つと比べると最も取りやすい資格です。公式で出ている教材が一冊と問題集をやれば取れるというような資格で、トレーナーの入り口としても充分に使える資格だと思います。ただ、私が教材を見た感想では、機能解剖の内容がざっくりで、少々浅いように感じました。「スポーツトレーナー」というより「NESTAトレーナー」というイメージがあります。広く浅くという内容なので覚える事が得意な方は容易に取れてしまうかもしれません。

パーソナルトレーナーの資格試験はどんなもの??

基本は五者択一、五者択二、四者択一、三者択一のマークシート形式で行われており、問題数は多くて200問、少なくて125問です。80%以上の正解率で合格となる事が多いです。どれも引っ掛け問題のようなものが多い印象があり、通常、教材に載っているのと少し角度を変えて出題されるので必ず、「正しいものを選ぶ」「誤っているものを選ぶ」というのを確認するのが良いでしょう。アスレティックトレーナーの試験では一次で理論試験(座学でやった内容)を行い、それに合格した者のみ二次試験の実技試験(テーピングやリハビリの模擬試験)を受ける事が可能です。この2つをクリアすると晴れてアスレティックトレーナーとしての資格が与えられるのです。形式がマークシートなので試験自体は容易に進める事ができます。

パーソナルトレーナー資格取得におすすめの本とは?

やはり、それぞれの教材を購入し、勉強する事が必須です。NESTAのように、公式の教材を購入していない場合には認定試験を受ける事が出来ないという事もあるので教材を購入する事は最低条件です。(人からの譲渡、非公式での購入は対象外)しかし、そうは言っても、物によっては機能解剖の内容が薄いという事もあるので絵や文で書いてある機能解剖学の本は購入して損はありません。例えば、大胸筋の筋肉の起始停止の表記で、「起始:胸骨、停止:上腕骨」と書かれているものではなく「起始:鎖骨及び胸骨前面、停止:上腕骨の大結節稜」というように詳しく書かれているものがオススメです。

上腕骨といっても肘から肩まであるのでそれのどこに筋肉がついているのかという事を知る事が重要なのです。それ以外ですと、冒頭でお伝えしたように、食事指導・管理は非常に重要なので、栄養に関する本を一冊持っていると良いです。最低でも五大栄養素である、炭水化物、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルは覚えておかなければなりません。「自分がやって痩せた」という経験よりもまず、基礎を知らなければ食事指導は出来ませんし、人それぞれの身体なので栄養の基本を知らない人が人の身体を変えられるとは思いません。

失敗しないパーソナルトレーナー資格取得する為のスクール選び!!

ここで、トレーナーになる為、資格を取る為に通う事をオススメするスクールをご紹介します。

・Prostage
・2ndPASS
・専門学校

以上の3つです。私は、アスレティックトレーナー専攻の専門学校を卒業し、ゴールドジムなどの現場経験を経て、Prostageの土台となるメソッドを学んできました。そんな私がこれらをメリットデメリットを交えてご紹介をします。まずは、Prostageの特徴ですが「美尻・美脚に特化している」という部分が最も気になりました。

現在、トレーニング市場では男性よりも圧倒的に女性が増えている事はご存知でしょうか?特にパーソナルジムともなると7〜8割が女性の顧客となります。その為、「美尻・美脚」はとてつもなく需要があるので今後トレーナーになった時に「美尻・美脚」を学びトレーニングの処方もそこに特化しているというのは大きな強みになる事は間違いありません。また、Prostageを提供しているnavisは設立から10年という長い年月を経ているので「美尻・美脚に特化している」だけでなく経験や知識、指導スキルもパーソナルジムでのスクールでは最高峰と言っても過言ではありません。そして独自の「美尻・美脚」のメソッドを活かし数多くの有力トレーナーを育ててきているので実力・実績は申し分ないです。他にも、NESTAの資格を取る為の講義も含まれており、生理学など細かな点も学ぶ事ができます。Prostageの講義内容を見る限りトレーナーに必要な技能全てが詰まっているのですが、やはり内容が深く、それを短期間で覚えなければならないという部分が少々デメリットのように感じます。内容が濃いというのは通常メリットにも感じますが「3ヶ月」となるとやはり容易ではないようにも感じると思います。そして、全ての学問で言える事ですが、短期間で覚えたものは短期間で忘れてしまう恐れがあるのでやった事を自身で復習し、スクール卒業後も自身で学び続ける必要があります。

2ndPASSについては実際に経験していないのであくまで客観的に見た意見や感想をお伝えしていきます。2ndPASSは、何よりも確立された指導体制に眼を見張るものがありました。どれだけ知識があり経験があってもその組織の土台や体制が充分でなければ教わる側としては不安になります。せっかくお金を支払っているのに、グダグダな授業では来るのも嫌になりますよね。そういった部分でみると2ndPASSは指導体制が整っており、自習室の解放などの生徒への配慮も良く出来ています。トレーナーとして必要なスキルは「人として」という部分だと私は思っているのですが、2ndPASSはクライアントだけでなく生徒さんとの信頼関係も築けるほどの「人として」のスキルを持ち合わせているのでないかと思いました。また、Prostage同様にNESTAの資格を取る為の講義内容もあり、資格を取りたい方にもオススメです。その他、公式の紹介サイト、Instagramなどを見てみましたが、「これ!」という強みがないのが弱みだと感じました。講義内容はProstageとも変わらず非常に良い構成で行われているのですが、「美尻・美脚に特化している」というようなインパクトがない為、卒業した後の個人での開業の際には「何かに特化している」というのが無いのでただ、「資格を持っています」などのありきたりなトレーナーになってしまうのではないかと感じました。もちろん、何かに特化している事が必ずしも良い事ではありませんが、トレーナーになった後に顧客をつけられるかどうかという部分が気になってしまいます。トレーナーになる事がゴールではなく、トレーナーになった後にどれだけのお客様と関わり、目標を共に達成し続けられるかが最も重要なので「特化した何か」があるとより素晴らしい環境になると感じました。

最後に、専門学校ですが、まず一言で言うと「完璧」です。これはもう言うまでもなくトレーナーに必要な知識、技術は間違いなく身につきます。場所によっては実際にオリンピックに帯同するような素晴らしい講師の方が見える所もあるので知識だけでなく+αが学べます。現に、私の卒業した専門学校で、担当して下さった講師の8割はオリンピック帯同のトレーナーとして活躍しておりました。「対プロフェッショナル」のトレーナーを目指したい方には専門学校はかなりオススメです。そこで人脈を広げチームトレーナーや選手との個人トレーナーになる事も夢ではないと思います。ただし「パーソナルトレーナー」として見た時に少々物足りなさがあります。授業としてはトレーニングや理論の授業も行いますがパーソナルトレーナーだけでなくフィットネスクラブやインストラクターの授業も行うため「自分の本当にやりたいこと」に集中出来ない場合もあります。また、最低でも2年は通う必要があるので時間とお金に余裕がある方にはオススメします。

パーソナルトレーナーになる為の資格まとめ

いかがでしたでしょうか?今回はトレーナーとしてやっていく為の資格や、オススメのスクールをご紹介致しました。多くの事をお伝えさせて頂き、きっと自分に合った資格やスクールが見つかるはずです。しかし、これだけは覚えておいて下さい。「トレーナー」と言う仕事がある背景には必ず「お客様」が存在します。「お客様」無くして仕事は成立しません。これからどんなに勉強を頑張ってもお客様が付かなければ意味がないのです。どんなに頭が良さそうで、どんなに身体が大きくても瞳の輝きが無ければ成功は掴めません。常に学び、常に進化し続けるという強い思いが瞳を輝かせますので、これだけは忘れないで下さい。