トレーニングノート

リバウンドしないダイエット方法!糖質制限中の方は必見!

ダイエットをする上で不安なことの1つとしてリバウンドがあります。1つどころが、これだけが不安という方も結構多いのではないでしょうか。ライザップの食事制限が世の中に浸透してから、ライザップを追随するパーソナルトレーニングジムがたくさん出来ましたが、それと比例するように、ローカーボダイエットも広く浸透しました。

このローカーボダイエットというのは、いわゆる炭水化物を極力抜いて(脂質の摂取も減らすみたいです。)タンパク質中心の食事制限を行ってダイエットを慣行するといったものです。基本的に、ローカーボダイエットは痩せます!私も以前はこの方法を行っていましたし、クライアントさんにも推奨していた時期もありました。その時もそうでしたが、基本的に痩せます!そして、基本的に、ローカーボダイエットはリバウンドします!

その後も意識が高く気をつけていらっしゃる方は、左程リバウンドしませんが、大抵の方は、一過性のダイエットを求めていらっしゃるので、そんな方は基本的にリバウンドします。何故リバウンドするのか。敵が解れば戦いやすいということもあり、リバウンドのメカニズムが解れば多少は不安を払拭できるはずです。今回は、そんな不安を少しでも解消出来るように、メカニズムなどを紹介していきたいと思います。

リバウンドしない食事?糖質制限(ローカーボダイエット)のリバウンドのメカニズム

そもそもローカーボダイエットを簡単に説明すると、メインエネルギーの炭水化物を摂取しないことにより、サブエネルギーとして備蓄してある脂肪をエネルギーとしてどんどん使い、体脂肪量を下げてしまおうという方法です。ある視点からみると、非常に効率的で理にかなっているといえます。この方法でいけば、基本的に体脂肪率は減少し、ダイエットの観点からいくと一定の成果をあげることは可能です。では、なぜリバウンドするのか。短期的・中期的・長期的のリバウンド現象を紐解きながら不安を解消していきましょう。

短期的な体重の増加は水分量で決まる

ローカーボダイエットを推奨するトレーナーの決まり文句の1つとして、よく言われるのが「食事制限が終わって、大量に食べたら吸収率があがっているので、食べたらすぐに脂肪になるのでリバウンドしやすいですよ。」という文句です。当たり前といえば当たり前のことを言っている訳ですが(私も3年間位同じセリフを言ってました。)2つ誤りがあります。

まず、吸収率は基本的にほぼ変わりません。変わったとしてもリバウンドに大きな影響を与えることがない程度です。そして、すぐに脂肪に代わることもありません。そんなに短期間に脂肪はつきません。(もちろん筋肉もつきません。)では、なぜローカーボダイエットを終えて、炭水化物の摂取をリスタートしたら体重が1㎏~2kgも増えるのかのからくりです。(このからくりが解ってないと確かに不安なはずです。)

解りやすく説明すると、糖分をエネルギー源として身体に備蓄する時に、水分と一緒にセット備蓄します。ローカーボダイエットを実施して、身体の中から糖分が無くなれば、もちろんセットで備蓄していた水分も減少します。これが、ローカーボダイエットが終わって、炭水化物を摂取すれば、身体に糖分が備蓄されます。そうすれば、一緒に水分も備蓄されるので、これが体重にそのまま反映されるということです。(この糖分の備蓄の最大量と水分のセット量を合わせると大体1㎏~2㎏になるといわれてます。)ですので、ローカーボダイエット後にいきなり体重が増えるのは、脂肪ではなく水分ということになります。

中期的な体重の増加はカロリーで決まる

最近のパーソナルトレーニングジムの決まり文句の1つが、「食べないのは駄目です。しっかり食べて痩せましょう。」というのがあります。(これは私は言ったことはありません。)正直なところ、ローカーボダイエットに関していうと、炭水化物を摂取してはいけないという絶対条件があるので、しっかり食べることはまず無理です。

外食を思い浮かべてください。タンパク質だけを摂取しようと思うと本当に食べるものがありません。そして、人間の臼歯(穀物を噛砕く歯)の割合が約5割です。本来炭水化物が好物な哺乳類なので、商売の為にも外食産業が炭水化物中心にするのは、売り上げをあげるためには当たり前のことになります。そんな環境下でしっかり食べることは難しく、結果的にあまり食べないという風になっていきます。

そうなると起こる現象が、知らず知らずのうちに摂取カロリーが落ちていくのです。食事制限。トレーナーが管理してくれる。これらのタガが外れる、食事制限後の食事になると、知らず知らずのウチに根本的な欲求の下に、少しずつ食べる量が増えていくので、中期的に考えた場合のリバウンドはカロリー摂取が増えることにより起こるということがいえます。

長期的な体重の増加は身体の機能で決まる

ローカーボダイエットのはしりとなる、ダイエット方法を考案したのが、アメリカのアトキンス医師ですが、アトキンス医師も結局リバウンドの後、心臓疾患で亡くなられています。上述の歯の構成からみても、内臓や筋肉など身体の様々な部位の原料になる点からも、炭水化物を食べないといけないものなのです。

これをタンパク質のみの食事にしてしまうと、非常に心臓に負担がかかることも確認されていますし、胃や腸の機能も落ちてしまいます。最近よく取り上げられるようになりましたが、腸は第二の脳と言われ、身体全体に影響を及ぼす臓器だと言われています。ですので、ローカーボダイエットで炭水化物カットの食事をしていると、腸内環境がどんどん悪化していき、身体の色々な機能が低下することになってしまうのです。

そうすると、以前より不健康な身体へとシフトし、代謝も下がった状態が完成してしまいます。このような状況で、ダイエットする前の食事内容に戻せば、脂肪燃焼どころか食べたモノを代謝出来ない状態に陥って、脂肪がつきやすくなってしまうのです。

これを解消する方法を色々と模索してきましたが、最近でた結論は「温故知新」です。

戦後日本の食卓は大きな変化を遂げて、よくなった部分も多々ありますが、逆に失ったものも多くあり、身体の機能面からのデメリットとしては、農薬や化学肥料をふんだんに使って出来た野菜が市場の99%を占めてしまったことです。

これにより身体や腸内環境は悪化の一途を辿ってしまいました。こんな状況を少しでも打破するために、現在6000坪の土地を開墾して、昔ながらの自然農法畑をつくっています。

40年間雑草まみれだった土地を一から開墾していくので、正直大変なことですが、健康的で機能的な日本人の身体を取り戻すには避けては通れない道です。

そんな自然農法奮闘記を以下のサイトで紹介してますので、興味のある方は是非ご覧ください。

>>自然農法やナチュラルな健康情報満載のnatural-plusさんのサイト<<

リバウンドしないダイエット方法とは!?

ここまで、リバウンドの真相を、短期・中期・長期という3つのスパンで紹介してきましたが、リバウンドをしたくないのであれが、基本的にダイエットを短期間で行っては駄目です。ローカーボダイエットは身体に負担をかけるダイエット方法なので、ずっとそれを続けてくださいという、パーソナルトレーニングジムは流石にないと思いますが、ずっと続けることが出来ないことはしないべきです。

短期間しか出来ないからこそリバウンドが起こってしまうので。では、どうすればいいかですが、現代社会の食状況でいくと、悪いモノを極力食べないというのが1番でしょうか。例えば、加工食品。はっきりいって、栄養素は少ない・添加物は多い・健康のことを考えてない、など悪いことずくめです。そのようなものを極力避けるようにして(せめて自宅だけでも)身体によいモノを中心に食べていけば自ずと身体は変わっていきます。

理想は100年前の日本人が食べていた食事を模範にして摂取していくことです。近年の食事は、食事というより餌といった感じの捉え方に変化してきており、とりあえずお腹を満たすといったものにシフトしています。そのような知識をしっかりいれて、本来人間が摂取すべきモノや量など、本質的なことを行っていけば、本来の人間の形態へと勝手に変わっていき、人間本来の肉体美を手にいれることができます。

リバウンドの不安を払拭するのに、色んなダイエット法を網羅するのではなく、本質を学び、現代の間違った常識を排除する意識改革。そして、それを実践し続けること。これがダイエットの神髄であり、リバウンドを防ぐ唯一の手段です。具体的な食事内容等は、別ページに準備しているので、それを参考にしてみてください。

自分史上最高の身体へ