トレーニングノート

女性必見!ダイエット中の「どうしても食べたい!」の解決策

ここ最近になって、ようやく女性の良いとされるスタイルがガリガリ(とにかく細い)ではなくなってきて、近年の流行は、筋肉がしっかりついてヒップアップされたお尻が特徴の1つである、ほどよく筋肉がついて健康的なメリハリのあるカラダです。

ガリガリが流行っていた時は、とにかく食べないダイエットが流行っていたので、健康面から考えて一抹の不安がありましたが、最近のダイエットではある程度しっかり食べましょうという流れに変わってきているので、その部分に関しては安堵しています。

ただ、いくら食べながらダイエットという風な図式に変わってきても、ダイエットしようという場合の食事内容は今の時代では、制限のかかったものにならざるをえません。そんな食事制限を達成する為にも、均整のとれたカラダをつくるためのダイエット時に、「どうしても食べたい!」 がでた時の解決策をお伝えしていきます。

「どうしても食べたい!」という欲求がでる2大要因

女性が 「どうしても食べたい!」 という欲求がでる食べ物といえば、1番多いのが甘いものになります。今回はこの甘いものに焦点をあてて、なぜ 「どうしても食べたい!」 がでてしまうのか考えていきたいと思います。

甘いものに潜む最大の恐怖

甘いものがそもそも何で駄目なのかいうと、砂糖の分子構造があげられます。食べたものは酵素の力をつかってカラダの中で分解(消化)していくのですが、甘いものに必ず含まれている砂糖の分子は凄く結合が強くて、分解(消化)するのにかなりのエネルギーを要してしまいます。

これによりカラダの機能低下を引き起こして、代謝機能の低下を招いてしまいますし、代謝されない糖質は脂肪として脂肪細胞に蓄積されるので、肥満などを招いてしまうのです。このようなマイナス要因などが大きいので、甘いもの(砂糖)はよくないとされていますが、最大の恐怖は、砂糖の依存度になります。

やめたいけどなかなかやめられないものといえば、お酒やたばこなどがよくあげられて、これらは依存性が高いという風にいわれますが、それらよりもはるかにやめるのが困難な依存性が高いものが麻薬です。そしてこの麻薬よりも依存度が高いのが砂糖だといわれています。この依存度の高さが甘いものに潜む最大の恐怖です。

一般的に麻薬は医師が付き添ってやめる努力をしていきますが、砂糖はそれ以上の努力を要すします。これだけ高い依存度があるので、ダイエット中に 「どうしても食べたい!」 という欲求がでるのはある意味仕様が無いことなのかもしれません。

潜在意識の中にインプットされた甘いものの快意識

近年の脳の研究で明らかになってきましたが、人間には顕在意識(意識下)と潜在意識(無意識下)があって、日常の90%以上の行動を潜在意識が担っているといわれています。

ダイエットに挑戦しようとする女性の大半が、この潜在意識の中に 「 甘いもの = 快(幸せ) 」 という図式がインプットされています。当たり前のことですが、人間は不快なことが嫌いですし、快なことを好みます。

甘いものを食べると快になれると潜在意識にインプットされたものは、人間の本能ともいえる、脳の深層にある、哺乳類脳や爬虫類脳にまで働きかけ、カラダに甘いものを欲するように、強烈な指示を顕在意識にアプローチし、カラダに甘いものを摂取するように働きかけるのです。

これを打ち消すにはなかなかの労力を必要とし、打ち消すには大きな苦痛を伴ってしまいます。砂糖の依存度と相まって、潜在意識に砂糖を欲する欲求がインプットされているので、「どうしても食べたい!」という気持ちを打ち消すことは、非常に難しいものになっているのです。

「どうしても食べたい!」の気持ちを解決する方法3選

上記で説明した2大要因があるので、「どうしても食べたい!」 を解決するのは、本当に大変なことで、気合や気持ちだけでどうなるものでもありませんし、根性論でいくとストレスを溜めてしまい、逆に太ってしまうということが起きる可能性もあります。ダイエットを成功させるために、どうにかしないといけない 「どうしても食べたい!」 の解決策を紹介していきます。

潜在意識に 「 甘いもの = 不快(不幸)」 という図式をインプット

脳の特性の1つとして、入力よりも出力を信用するという特性があります。例えば他の人が 「チョコレート美味しい」 と言ったことを聞いたとしても、自分が 「チョコレート美味しくない」 という言葉を発っすると、自分が言った方を優先して、「チョコレート = 美味しくない」 という図式が潜在意識にインプットされます。

さらに脳の特性として、人間の脳は、言葉よりも表情や行動を信用するという性質があります。ダイエットしている時に、「どうしても食べたい!」 がでてしまい、ストレスを貯めて逆に太ることもナンセンスですし、我慢し続けて食欲が爆発してしまったり、ダイエットを途中で諦めてしまう危険すらあるので、そんな時は我慢しすぎないように、少量の甘いものを摂取して、且つ食べる時に 「甘いものはカラダに悪いし不味い!」 などの言葉を発しながら、思いっきり不味そうな表情で食べるようにするのです。

これで、潜在意識の中に 「甘いもの = 不快(不幸)」 という図式がインプットされるので、そのうちストレスなく甘いものを欲っしなくなっていきます。これは脳科学の実験でも成功していることなので、ぜひ試してみてください。

甘いものを避ける生活を心がける

基本的に人間はエゴの塊です。一般的な日常生活を行っている以上、これは拭えないものです。地球上でエゴが少ない人といえば、物凄い厳しい修行をしている修行僧位でしょうか。そんな方でもエゴが残っているといわれますので、一般社会で生活している私達のエゴは相当大きいものになります。特に食べ物の恨みは恐ろしいといわれる位なので、食欲に対するエゴはよっぽどです。

この大きなエゴを回避する為の1つの方法として、単純なことですが、甘いものを避ける生活を心がけるようにします。買わないというのは当たり前のことですが、買ってしまって家にストックしてあると、ついつい触手が伸びて、結局食べてしまうということがあるので、まずは生活環境内にお菓子をストックしないというのが大事になります。

例えば、何かしらの災害で非難した時に欲するのは、水やおにぎりを求めますが、(大人で)お菓子を欲するのはあまり聞いたことはありません。このことからも解るように、お菓子は優先順位が低く、無ければ無いでなんとかなるものといえますし、人間のエゴは、あれば欲求を満たそうとしますが、無ければ特に欲求が発動しないものになっています。

これらのことから、まずは生活環境にお菓子をおかないことを実践し、さらにはお菓子を買いたい欲求がでてしまう、お菓子売り場や、コンビニなどに極力行かないようにすることが大事です。女性は本当に 「期間限定」 という言葉に弱く、それを目にするとやっぱり触手がでてしまうようです。

そうならない為にも、そのような場所には行かない。何か学校での教育と似ていますが、やっぱりそこが原点となっているようです。甘いものが環境にあると、「どうしても食べたい!」 が発動してしまうので、極力身近に甘いものを置かないように心がけてみてください。

甘いものを食べる時は良いものを選ぶ

ダイエット中に甘いものを 「どうしても食べたい!」 という欲求がでた時に何を食べたらいいかをお伝えする時、以前はフルーツなどをおすすめしていいました。フルーツには果糖が含まれていて、果糖は脂肪に変わりやすく太りやすいと認知されていますが、実はフルーツに含まれている分量はそんなに大したものではないのです。特にみかんやグレープフルーツなどの柑橘系は果糖がより少なく、基本成分は水分メインなのでダイエット中には特にお勧めです。

このように、甘いものを食べたいという欲求がでる女性には基本的に柑橘系のフルーツをおすすめしてきたのですが、女性心理では “ 加工された甘いもの ” に大きな魅力を感じるみたいで、フルーツなどでは満足出来ないということに気づかされました。

そこで、ダイエット中でもそんなに支障をきたさないような、甘いものを色々探してみたのですが、広く流通しているものの中ではみつけることができず、手軽に食べるようなものはありませんでした。そこで考えたのが 「無いのであればつくってしまおう」 ということでした。

健康食のスペシャリストである、国際薬膳学院で学院長を務める赤堀先生と、お菓子づくりのスペシャリストである、ケーキハウスショウタニの庄谷さんの協力で、薬膳効果があり、カラダの代謝機能などを下げる物質と、ダイエットの天敵である砂糖を極力少なくした、健康栄養補助食品とお菓子の中間のものを現在作成中ですので、楽しみにしていおいてください。

ダイエット中の 「どうしても食べたい!」 の解決策 まとめ

これまで、ダイエット中の 「どうしても食べたい!」 が発生してしまう理由と、解決策を紹介してきましたが、基本的な考え方は、ダイエットという概念を捨てることが肝要です。そもそもダイエットをしないといけなくなった理由は、普段の生活習慣が太るようなものに傾倒していったからこそです。ダイエットをしたとしても、太っていた頃の生活習慣に戻ってしまうと、結局カラダも元の状態に戻ってしまいます。

ダイエットの中で、食べる物の再構築を行って、依存や癖にまどわされない、本当にカラダに必要な食べ物を選別して食べる習慣をつければ、おのずとカラダは理想のカラダに近づいていくはずです。少しずつでもいいので、ぜひ今回のダイエットを機に生活習慣や食べ物の再構築に取り組んでみてください。

自分史上最高の身体へ