子どものためのスポーツ整体【小学生編】
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私が考える子どもに向けたスポーツ整体とは、何かしらスポーツに取り組んでいる子どもだけを対象とはしません。
スポーツの基礎となるのは「運動」です。
文字通り「身体を運ぶ」「身体を動かす」ことです。
これらをnavis流に言い換えると「無駄のない体重移動」と「理にかなった身体の使い方」です。
日常生活そのものは運動です。
子どもに限らず、何もしていないのに腰が痛くなった、肩が上がらなくなったと訴える方もいますが、日常生活の中で「無駄が多い非効率的な体重移動(歩く)」や「力んだ身体の使い方」が定着して、その積み重ねが故障を招いています。
何か原因があって、身体の不調が起こる訳で、自分の動きを意識しておらず、無意識に動いているため、悪い癖が習慣化しているという話しです。
皆さんは、歩く時に何か意識したことはありますか?
腕を使う時に何か意識したことはありますか?
スポーツの技術を磨く時は、色々意識するのに、日常動作における歩き方や腕の使い方は意識しないということが故障の根本原因です。
歩き方や腕の使い方を意識していないどころか、理解できていないのに日常生活より遥かに強度の高いスポーツのパフォーマンスを上げようとすること自体無理があります。
運動はすべての人間が健康に生きていく上で絶対不可欠なものです。
まずは、自分の身体を思った通りに動かせることが必要です。
小学生が抱える身体の問題
あなたのお子様はこのようなことに悩んでおられませんか?
- 姿勢が良くない
- ガニ股・内股
- 走るのが異常に遅い
このようなお悩みは全て「思い込み」で生まれます。
小学生時代になり、何かできないこと、苦手なことがあると「運動神経が生まれつき良くない」などと「運動神経」の問題と思い込んでいる場合がほとんどです。
仮にそうだったとしましょう。
そこで、運動神経とは何か真剣に考えたことはありますか?
本気で原因を解決しようとしていないため、本当の解決策に出会っていないだけです。
つまり、やり方を知らないだけです。
まずは、できないという思い込みを排除することから始めなければ前に進みません。
改善には、まず思い込みを生み出している「脳」のコントロールが必須です。
つまり、意識改革、イメージ転換から着手しなければなりません。
小学生の身体不調について
前項でも「運動神経」というフレーズが出てきましたが、世の中に運動神経が悪い子どもなどいません。
動き方を知らないだけ、動いてないだけ、運動神経が悪いと思い込んでいるだけです。
シンプルに動き回ったり、遊び尽くせていない最近の多くの子どもたちは『運動感覚』を失っています。
運動感覚が鈍ると「運動能力」は低下します。
運動しないというのは、単純に使わなくなるということで、「劣化」します。
置きっぱなしの使っていない輪ゴムは乾燥して弾力性を失い伸ばすと切れますよね。
人間の筋肉が切れるということはありませんが使っていないと弾力は失われ、機能は低下します。
また、ゲーム・スマホの普及も運動機会を奪い、姿勢悪化を助長する起因となっていることは間違いないです。
とはいえ、公園は減り、公園があったかと思えばボールの使用禁止・・・危険が伴う遊具は撤去・・・など、子どもの遊ぶ環境は酷くなる一方という問題もあります。
しかし、「外遊び」の時間を1日60分、30分でも良いから作ってあげてください。(個人的には日没まで遊んで欲しいと思っています)
子どもは遊びの中で、不安定なところを歩いてみたり、高いところを登ってみたり、鉄棒練習してみたり、あらゆる運動で『理にかなった身体の使い方』を自然に覚えていきます。
また、少し危険なことにもトライしようとします。
好奇心を持ち、チャレンジしていく中で身体の使い方を覚えることはもちろん、低学年・高学年と成長し、それと同時に「判断力」「危機回避能力」など感覚的なものも自然に身についていきます。
遊びの中で小さな成功体験を積み重ねていきます。
それが、子どもの向上心や自尊心、自己肯定感などを育みます。
よって、ゲームや勉強ばかりで座る時間が圧倒的に長い生活をしていると姿勢は悪化し、運動能力は必然的に低下していきます。
人間は動くことを前提にデザインされています。
同じ姿勢で静止している状態は、身体にかなりのストレスを掛けます。
特に座りっぱなしのストレスは大きいです。(10分でも長いです)
ましてや、重力に負けて猫背になった姿勢での長時間のゲームや勉強は相当なダメージを身体に与えることを親御さんには知っていただきたいです。
姿勢の悪さが不調を生む
予備校講師の林修先生はこう言っておりました。
勉強ができる子どもは姿勢が「美しい」と。
親が子どもに対して、真っ先に取り組むべき「しつけ」は「姿勢」を教え、正してあげることだと。
「しつけ」は漢字で書くと『躾』です。
読んで字の如く「身を美しく」です。
姿勢は運動に留まらず、勉強においても大切な要素です。
運動の基礎の基礎は『姿勢』です。
特に、動いている時の姿勢です。
座り姿勢、立ち姿勢がどんなに美しくても動いた瞬間に崩れる姿勢は良いとは言えません。
もちろん、座り姿勢、立ち姿勢が美しいことは大前提です。
ゲームやスマホなど頭が前に出やすい姿勢を取ることが多いと6〜8kgある重い頭に負けて背骨は丸くなります。
そのため、背骨の中を通っている自律神経の流れは悪くなります。
小学生の時に現れる不調は、多くの場合この自律神経の乱れが原因と言えるのです。
スポーツよりも運動
小学生になると習い事などが始まってくるご家庭も多いかと思われます。
そこで親御さんに知っていただきたいことがあります。
それは、スポーツと運動は違うということです。
運動はスポーツの前提として必要な要素で、『理にかなった身体の使い方』で身体を動かすことが運動です。
そもそも身体がある程度のレベルで上手く動かせないのにボールやラケット、クラブなど道具を扱うスポーツが上達するはずもないという訳です。
そして、スポーツは大抵の場合が「競技」です。
「技を競う」勝負ごとです。
つまり、磨いてきた技で相手と競うことが主です。
大切なことは「技」は使える身体があってこそ成り立つものです。
「技」だけを磨くとそれは「小手先」になります。
本物の「技」の土台には『理にかなった身体の使い方』がなければなりません。
土台があってこそ「技」の再現性が上がります。
ちょうど小学生になりクラブなどでスポーツをしだすと、競技としての身体の使い方ばかりに目が向きがちで、ついつい運動を疎かにしてしまいますが、そのスポーツのパフォーマンスを上げるためにも「運動」が大切になってくるということ親御さんには知っていただきたいと思います。
パフォーマンスピラミッドという考え方
スポーツのパフォーマンス、スキルを上げる上で大切な考え方があります。
それが「パフォーマンスピラミッド」です。
競技力を支える身体要素を4層に分け、ピラミッドを安定させるように鍛錬することでスポーツパフォーマンスが向上し、安定していくという考え方です。
パフォーマンスピラミッドを構成する4つの要素は以下の通りです。
土台(底辺)から上に向かって
- 脳(身体感覚・身体意識)
- 運動(身体操作)
- 体力(筋力、瞬発力、持久力etc)
- 技(野球で例えると、投球動作、打撃動作)
底辺にくる土台が冒頭にも述べた脳=思考・イメージです。
まず、底辺がしっかりしていないとその上に乗る「運動」は上手くいかないですし、さらにその上にある「体力」「技」は決して身に付かないということです。
多くの子どもが「脳」と「運動」をすっ飛ばして、「体力」を鍛え、「技」を磨くことに注力してしまっていることが多い印象です。
そのため、「足が痛い」「腰が痛い」「すぐ疲れる」ということを訴えてきます。
スポーツパフォーマンスを上げるどころか故障し、健康を害しているのが現状です。
それは、土台となる思考・イメージを司る脳を駆使することなく、身体の感覚が鈍い状態かつ、身体の動きのイメージがない状態で、がむしゃらに練習に打ち込んでしまった代償です。
このパフォーマンスピラミッドは土台が大きくなればなるほど、底辺が長くなればなるほど上に乗ってくる、要素の量も増えるということです。
土台が狭いとピラミッドは不安定で倒れる可能性が高くなるように、ケガをしやすい身体になってしまいます。
体力を鍛える前に、技を磨く前に「脳」と「運動」の質を上げるべきであるというのがnavisのスポーツ整体の考え方です。
まずは、運動に対する考え方を整理して動きのイメージを創り、運動の原理原則を理解して身体と向き合わなければなりません。
navisでは、小学生の時こそそこを徹底的にお伝えしていきます。
上述したように、「脳」と「運動」の質を上げることがスポーツパフォーマンスを向上させる上で重要とお伝えしました。
では、実際にどのようにして「脳」と「運動」を鍛えるのかを解説していきます。
ズバリ言うと
「人の手を借りつつ能動的に身体を整える」
これがnavisが提唱するスポーツ整体です。
「整う」というと最近流行りのサウナでも使われる言葉ですが、スポーツ整体は「整える」です。
あくまで自発的・能動的である必要があります。
世間一般的のイメージの整体は『受け身』です。
施術者の手によって整えてもらうに留まることがほとんどです。
これはこれで必要な作業です。
もちろんnavisでも手技を用いて身体のアジャストは行います。
しかし、ここだけで終わると良い身体の状態が定着しないのです。
人間は動くことが前提にデザインされています。
そのため、寝た状態、座った状態など、止まった状態で身体を整えてもらうだけでは馴染まないのです。
整った状態を馴染ませ、定着させ、使えるようにするには運動しかないということです。
つまり、『動きの中で整える』ことがnavisスポーツ整体の真髄です。
「脳」のイメージを身体へと伝えていく「運動」でしか身体は真に整うことはありません。
小学生の身体の痛みについて
最近の子どもがどんな身体の傾向にあるのか、実際に多いと感じているのは
- 腰痛
- 膝の痛み
- 足首の痛み
この3つです。
腰痛
最近は子どもの腰痛が増えています。
間違いなく骨盤の動きに問題があります。
むしろ、骨盤が使えない、動かない状態であることがほとんどです。
先にも述べたように、座る時間が長く頭の重さに負けて、丸まった背骨によって骨盤も丸まってしまい、その状態で形状記憶のように固めてしまいます。
対処法として、最も有効なのは
- 座りっぱなしを避ける(こまめに立つ)
- 骨盤を立てる感覚で常に座る
この2つです。
骨盤を立てる感覚を出すのに行って欲しいストレッチを1つご紹介します。
ぜひ、実践してみてください。
膝の痛み
膝の痛みを訴える子どもも非常に多いです。
全てを成長痛で片付けると、とても厄介なことになります。
膝の痛みを訴えている多くの場合
「膝関節がズレている」=「脚が捻れている」
こういう状態になっています。
【良くない状態】
【正常】
この関節のズレと筋肉の捻れが膝の痛みを引き起こします。
症状や原因は個人によって異なります。
どこの筋肉が最も大きな影響を受けているのか、その影響の根本はどこから来てるのか、それを精査していくことでしか根本解決はできません。
なので、navisではカウンセリング、動作分析を非常に重要視しています。
関節のズレ、筋肉の捻れにに有効なストレッチとエクササイズをご紹介します。
ストレッチをしてからエクササイズに移ってください。
脚のねじれ改善ストレッチ
脚のねじれ改善内旋ヒップリフト
足首の痛み
足首に何かしらの痛みがある状態、あるいは違和感がある場合、足首がズレていることがほとんどです。
原因は様々で人によって異なりますが、歩き方に問題があることが多いです。
個人的には足首の問題が非常に大きく身体の不調に影響していると考えます。
「足」は人間の土台です。
足首がズレるということは、まともに立てていないことを意味します。
まともに立てていないものが、理にかなった動きなどできるはずもなく、足首の問題は真っ先に取り組むべきことの1つです。
まずは、以下にご紹介する2つのストレッチができない場合、間違いなく足首に問題を抱えています。
足指と足首ストレッチ
足首と足の甲ストレッチ
無理のない範囲で少しずつチャレンジしていただき、将来的にこの2つはできるようにすることをおすすめします。
子供の身体能力に必要な36の動き
再三、お伝えしていますが外遊びが健全な身体を作ります。
『幼少期に身につけておきたい36の動き』というものが存在しています。
バランス系動作
- 立つ
- 起きる
- 回る
- 組む
- 渡る
- ぶら下がる
- 逆立ち
- 乗る
- 浮く
移動系動作
- 歩く
- 走る
- 跳ねる
- 滑る
- 飛ぶ
- 登る
- くぐる
- 這う
- 泳ぐ
操作系動作
- 持つ
- 支える
- 運ぶ
- 押す
- 押さえる
- 漕ぐ
- 掴む
- 当てる
- 取る
- 渡す
- 積む
- 掘る
- 振る
- 投げる
- 打つ
- 蹴る
- 引く
- 倒す
これらの動作は外遊びをしているのと自ずと行う動作が非常に多いです。
基本中の基本動作
この36の動作全て大切なのですが中でも「立つ」「歩く」「押す」「引く」が基本になると考えます。
「立つ」「歩く」は日常の基本動作であり、毎日行っているはずです。
立っている時間、歩く歩数は他のどの動作よりもダントツです。
それだけ、数をこなす動作にも関わらず、エラーが起こっていると、誤った「負の学習」を日々していることになります。
つまり、日常の何気ない動作で身体が狂っていくということです。
お子さんが小学生の時にまず見ていただきたいのは、きちんと立てているかを確認することです。
そして、立ち方の理解。
そこから、立ち方を意識します。
立ち方を習ったという人はかなり少ないと思います。
人間は成長と共に立てるようになるので、気にもしないのは当然です。
昔の人は、身体が丈夫で痛まなかったはずです。
昔は便利な世の中ではなく、身体を使わないと生きづらかったから、必然的に身体を動かす頻度は高かったからです。
しかし、利便性の向上によって、何でもかんでも楽になってきたという時代になり、とんでもない代償を今の小学生は負っています。
まずは、立ち方を理解することから始め、ご自身のお子さんを見てあげましょう。
きちんと立てるから、きちんと歩ける訳で、しっかり立てるから押す・引くという動作が力強く、身体全体で行えるようになります。
ぜひ、立ち方を鍛錬してみてください。
できないができるへ
冒頭で示した子供が抱える「できない」の解決の糸口をお伝えしていきます。
とは言っても、解決策そのものを文面だけで伝えするのは不可能です。
ここでは、まず理解して欲しいこと、待って欲しいイメージだけお伝えしていきます。
着目するポイントを改め、イメージを変えるだけで動きは変わります。
ただ、その人によって修正すべきポイントは異なります。
ここでご紹介するポイントは万人には合致しません。
あくまで、ヒントとして捉えてください。
姿勢を正す
姿勢をよくするための大きなポイントは
- 骨盤を立てる
- 頭の位置をコントロール
骨盤を立てる
骨盤にも「ニュートラルポジション」が存在します。
骨盤のASISという出っ張った部分と恥骨を結んだラインが床と垂直がニュートラルポジションです。
骨盤を立てないことには、ニュートラルポジションは維持できません。
恐らく、ほとんどの小学生は骨盤後傾の状態で過ごしています。
そうなると骨連鎖で背骨も丸まり猫背が完成します。
まずは、日常的にニュートラルポジションを意識することから始めてください。
頭の位置をコントロール
頭の重さご存知ですか?
個人差ありますが大人で約6〜8kg、小学生の高学年でおおよそ4kgと言われています。
なかなかの重さです。
この重さのダンベルを常に首に乗せて生活していると想像してみてください。
もしお子さんが4kgの重りを首にぶら下げて前屈みで苦しそうにしていたら改善してあげたくなりますよね?
人間は小さな時から結構ハードなことを、知らず知らずにやっているんです。(ある意味人間のすごさを実感します)
何が言いたいかというと、頭の位置が姿勢を左右するということです。
頭が背骨より前にあれば背骨は丸まります。
頭が背骨より後ろにあれば腰は反ります。
背骨の上に頭が乗っていることが重要です。
頭の位置が悪いと、それを支えるために肩や首の筋肉が頑張って肩こりになったり、腰の筋肉が頑張ったりして腰痛が起こります。
つまり、頭の位置を常に意識して『頭に対して胴体や手足を動かす』という感覚を持ってください。
ほとんどの方が足を基準に身体を動かしていると思います。
ガニ股・内股を改善
よく小学生の親御さんから相談を受けるのがこのガニ股・内股です。
ガニ股・内股を改善する大きなポイントは
- 足首の骨を整える
- 脛骨と大腿骨の向きをあわせる
足首の骨を整える
身体の骨は全身で約200個あります。
その内の約50個、25%が足首より下に配置されています。
それだけ多いので、あらゆる地面に対して対応できるということです。
逆を言えば、それだけ骨の位置がズレるリスクもあると言えます。
特に、ガニ股・内股に関係の深い骨が「距骨(きょこつ)」です。
ガニ股・内股の人は距骨の位置が内側にズレている場合がほとんどです。
本来、距骨の上に脛骨が乗ることでスネが真っ直ぐ立つはずですが距骨が内側にズレることで脛骨自体も倒れてしまいます。
これがガニ股・内股の始まりです。
ガニ股はつま先が外側に向いており、脛骨がつま先とは逆に内側に倒れる状態です。
内股はつま先が内側に向いており、脛骨がつま先と同じ内側に倒れる状態です。
これらの詳しい内容、解決方法はこちらの記事にまとめてますので、ぜひご覧ください↓
脛骨と大腿骨の向きをあわせる
脛骨はスネの骨、大腿骨は太ももの骨のことを言います。
正常な状態は、この双方の骨のラインが一直線に合っている状態です。
先ほど【膝の痛み】の項で「膝関節がズレている」=「脚が捻れている」とお伝えしましたが、これがガニ股・内股に非常に大きく関わっています。
ガニ股・内股になっている人は脛骨が外側にズレている事がほとんどです。
つまり、膝関節がズレていることで脚の筋肉が捻れる状態が生まれます。
そうなると、膝が内側に倒れたり、股関節を外側に開こうとしてしまいます。
この膝関節のズレ、脚の筋肉の捻れは足首の骨がズレが起因となります。
詳しい内容、解決方法はこちらの記事にまとめてますので、ぜひご覧ください↓
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走りを改善
子供に限らず速く走れる人の大きな特徴は以下のような点があります。
- 脚をみぞおちから動かす
- 脚は上げるのではなく踏む
脚をみぞおちから動かす
多くの人は太ももの付け根から脚を上げようとしてしまいます。
この意識や使い方だと速く走れることはないでしょう。
大腰筋という筋肉がみぞおちから太ももの骨まで付いているのですが、この筋肉で脚を引き上げることが速く走るためのコツです。
脚の引き上げはイメージの問題で大腰筋を使おうなんて事は考えなくて良いので、みぞおちから脚が付いているという感覚を持ってももあげをするだけで脚が軽く感じるはずです。
脚は上げるのではなく踏む
脚をみぞおちから上げるという話しをしたばかりですがもう一つのポイントは、上げる側の脚ではなく逆の脚です。
足で地面を踏んだタイミングでもう一方の脚が引き上がる感覚です。
それが交互に繰り返されるイメージです。
上がった脚が落ちて、そのタイミングで逆脚が上がる。
その脚がみぞおちから動いているという感覚です。
子供の身体が気になる親御さんへ
真っ先にお伝えしたいことは『外遊び』を心行くまでさせてあげて欲しいということです。
子供の心身の健康は外で思いっきり遊ぶことで自ずと育まれます。
大いに遊ばせ、好奇心の芽を摘まず、チャレンジを見守るだけでも運動能力は必然的に上がります。
3〜5歳で『幼少期に身につけておきたい36の動き』を意識的に取り組むようにすると、運動能力が大きく飛躍する最も大切な5〜12歳の時期の土台を作れます。
公園で遊ぶことで、36の内の多くは学べばますが、事足り無い動きも出てきます。
その場合、おすすめは「体操教室」です。
私なら体操をベースに色んな遊び、スポーツをできる環境を整えてあげます。
体操だけにならない、サッカーだけにならない、野球だけにならない、12歳ぐらいまでは1つに絞らず、多様性を持って色んなことに挑戦することをおすすめします。
子供には、運動やスポーツを楽しんで欲しいと心からそう念います。
運動の基本は遊びから学べます。
外で遊ぶのが嫌いな子供なんていないと思います。
遊んでいる時の笑顔が何よりそれを物語っています。
健康な肉体と健全な精神は運動で養えます。
ゲームはおもしろいし、勉強も大切ですがどうか外で運動する時間、スポーツに打ち込む機会を作ってあげて欲しいと切に願います。
全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定資格 NESTA-PFT 取得
美尻トレーナーとしてMBS系列「痛快!明石家電視台」「メッセンジャーの○○は大丈夫なのか?」に出演