トレーニングノート

エクササイズダンスでダイエット効果!エアロビとの違いとは!?

単純に痩せているだけではなく、適度に筋肉がついてシェイプされた身体が理想だけど、筋トレはムキムキもなりそうだし、楽しく痩せたいし。そんなニーズの女性はダンスでダイエットがしたいという方も少なくありません。

今や学校の体育の授業でも取り入れられるようになったダンス。テレビでもダンスボーカルユニットやバックダンサーなど、多くの場面で目にすることが多くなりました。そんなテレビにでてくるダンサー達は、しなやかでかっこいいボディラインで魅力的な身体をしています。

そんなかっこいい身体で行うダンスですが、足をメインに動かすもの、腕をメインに動かすもの、インナーマッスルを多く使うもの、アウターマッスルを多く使うものなど、通常 「 ダンス 」 と一括りにされやすいものですが、実は様々なジャンルがあります。

音楽に合わせて身体を動かすという部分ではエアロビクスと似ている部分もあり、実際、名前は違えどストリートダンスとエアロビクスには同じステップもいくつかあります。エアロビクスといえば、フィットネスクラブなどのスタジオプでのログラムとして、痩せるために参加した方もいらっしゃるはずです。

エアロビクスの運動強度は、ダンベルやステップ台といった 「 モノを使うか 」 と、音楽のスピードで決まります。ちなみにこの音楽のスピードのことを BPM (beats per minute) と言います。BPMの数字が大きいほど速いスピード、小さいほど遅いスピードとなっています。

テンポが速ければ速いほど、つまりBPMの数字が大きければ大きいほど、強度が高いと思われがちですが、実はそうでもないのです。特にストリートダンスでは、ジャンルによって使われる曲の種類が違い、ジャンルによって好まれるBPMがあります。

ダンスダイエット初心者必見!以外と知らないダンスのあれこれ

街中には社交ダンス教室、バレエ教室、その他踊りに関係する教室はたくさんあります。これらの踊りは、ダンスではありますが、ストリートダンスではありません。ブラックミュージックの影響を受けて誕生したものです。ブラックミュージックで代表的なものといえば、R&Bやソウル、ファンク、ヒップホップなどです。

これらの音楽に共通して言えることは、強いビート感やグルーヴ感を特徴に持つということ。このことからもストリートダンスとBPM (beats per minute) が強く関係していることが分かります。

楽しくダンスをする為にも、どんなダンスがあるかの基礎知識は必要です。ストリートダンスには様々なジャンルがあるので、細かくみていきましょう。

ブレイクダンス

ブレイクダンスは、様々な動きから構成されているものですが、分かりやすいところで言えば頭でクルクル回るヘッドスピンというような派手な技があるのが、このジャンルです。最近ではジュニアオリンピックの競技となった事で有名になりました。やや早めのBPMで踊ることが多いのが特徴的です。

ハウスダンス

ハウスダンスは、ディスコなどでガンガン流れていた音楽が色々進化したクラブミュージックが特徴的です。ハウスダンスは足捌きが特徴ですが、腕捌きが特徴のダンスもあります。これがワックです。ワックはしなやかな動きや鞭のような腕の動きが特徴です。

ポップダンス

ロボットダンスのような動き分類されます。1960年代~70年代にかけて形作られたダンスで、ヒットやウェーブなどの動きが特徴的です。

ヒップホップダンス

ヒップホップダンスはどのようにして誕生したかですが、上記に書いたような、ブレイクダンス、ソウルダンス、ポップなど、色んなダンスが合わさって誕生したといっても過言ではありません。その後もレゲエ、ジャズ、などさまざまなダンスの特徴を融合したものが誕生し、次々と進化を経ています。ヒップホップミュージックに合わせて踊るダンス = ヒップホップダンスと定義するのが一般的です。

その他のダンス

ファッション雑誌 「 ヴォーグ 」 のモデルさんがよくするポーズを真似たポージングが多いことから名前の付いたヴォーギングや、犯罪発生率が高く情勢不安定なロサンゼルスの過酷な状況の中で生きる若者達が、薬物やギャングなどから引き離し、犯罪などから救い、様々な境遇から生き抜けるような方法として誕生したといわれるクランプなど様々なものがあります。

ダンスやエアロビクスでダイエット効果!BPMの使い分けが超重要!

BPMと運動強度の使い訳ですが、例えばヒップホップダンスは、アップとダウンでビートを体感しながら踊りますが、分かりにくければスクワットを思い浮かべてください。

スクワットのような動きを繰り返しながら、色々な動きを混ぜ込みます。有名なステップで言うとランニングマンがあります。例えばダウンビート ( スクワットのような動き ) をゆっくりな音楽に合わせて行うのと、早めの音楽で行うのと、どちらがしんどいでしょうか。ゆっくりなBPMで行う場合はゆっくりと深くしゃがみこまないと音が余ってしまいます。

ハウスダンスでも考えてみましょう。このダンスは足捌きが特徴と書きましたが、分かりにくければ縄跳びを思い浮かべてください。トントントンとテンポ良くふくらはぎをメインに使って小刻みに跳ぶのと、股関節まで使って毎回しっかり下までしゃがみこみながら ( トレーニングでいうフルスクワットを連続で行うような形 ) 跳ぶのと、どちらがしんどいでしょうか。

確実に後者です。重心をあまり上下させず、少ない筋肉でジャンプする方が楽なはずです。何となく速い曲のほうが運動強度が高そうだと思った皆さん。実はそんなことはないと、お分かりいただけましたでしょうか。

エクササイズやトレーニングには、有酸素運動無酸素運動というものが存在します。糖質と脂肪どちらをエネルギー源として使うか、何分のエクササイズが効率的なのかなど、この2つの運動には様々な違いがあるのですが、簡単に表現すると、有酸素運動は体脂肪を燃やす運動 ( 直接的にダイエット可能な運動 ) 無酸素運動は筋肉を増やして代謝をあげる運動 ( 筋肉量を増やして日常生活で脂肪燃焼を可能にする運動 ) だと考えてください。

そして、有酸素運動は長い時間動き続けたり活動し続けたりすることで、効果が得られ、無酸素運動は重量などの負荷をしっかりとかけていくことで効果をGETできます。これをダンスジャンルの特徴と照らし合わせて考えると、脂肪燃焼を目的に有酸素運動をメインにしたい場合は、軽快で早めのBPMでひたすら跳び続ける ( ステップを踏み続ける ) 方がおすすめです。

一方、間接的ダイエットとして、筋肉をつけて代謝を上げたい方は、ヒップホップダンスでしっかり床を踏みしめながら、大きくゆっくり動く方が効果的でおすすめです。ただ、動きだけをみれば上記のことがいえますが、あくまでダンスは音楽を身体を使って表現するものです。音楽を感じることがメインであって、動きに囚われるものではありません。

これに比べエアロビクスは動きを音楽に合わせて行うことで、楽しく有酸素運動を行えるプログラムになっているので、エアロビクスとダンスは、音楽に合わせて動くと言う部分は共通していますが、その部分が大きく違っています。

このことから、ダイエット目的で楽しく有酸素運動を行い、脂肪燃焼目的でエアロビクスを行うのも1つですし、カッコよく音楽に合わせてダンスを踊りたい、踊れるようになった結果、ダイエット効果もあがってかっこいいボディラインが手に入っていたというのも1つです。BPMや目的をしっかり把握した上でダンスを行うようにすると、効果的なダイエットを期待できるといえます。

自分史上最高の身体へ