【スポーツ整体症例】歩行の痛み改善
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歩行の痛み改善症例
年齢:53歳
性別:女性
職業:会社員
症状:股関節可動域制限、股関節ロッキング、激痛、体重増加および体形の改善
経緯
体形の改善を行い、歩ける残された時間を好きな服と靴で過ごしたいとnavisに来られました。
約7年間、骨を溶かす程の股関節の炎症で激痛・発熱を繰り返し、歩行時は杖を利用、しゃがむ事、長時間の着席、スニーカーの着脱、足を伸ばしての就寝等も激痛により、ほぼ出来ない状況でした。
有名と言われる病院、ジム、整体院、数えきれないチャレンジをしましたが悪くなる一方でした。
出来ない事が増える毎日と救急車にお世話になるほどの何度もの失敗体験に覆われ、自信喪失の中、気合いだけで過ごしていました。
これらの問題を解決すべくご来店されました。
考えられる原因
股関節滑膜性骨軟骨腫
通院していている病院のドクターから激痛回避は腫瘍除去手術のみと診断されたとのことで、高リスク(激痛除去はできるが、今以上に足に制限。再発もあり得る)である点も考慮され、ご本人のご意志で保存療法を行いつつ、病院にて毎月検査をするという選択をされました。
改善へのアプローチ方法
私が腫瘍を取り除くことはできないので、私にできる事を考えた時に、今悩みの種となっている以下の4つを解決することでした。
- 股関節可動域改善
- 股関節ロッキングが起こらないように
- 激痛の緩和
- 体重増加を減少へ
股関節可動域制限への対応
「股関節可動域制限はなぜ起こったのか」ですが、シンプルに股関節ロッキングの恐怖、激痛を凌ぐための代償動作によるものだとコミュニケーションを取っているうちに、そう感じました。
人は恐怖や痛みに対して脳も身体も萎縮するのは当然です。
それに伴い、身体の動きも力みや痛みの出ないような偏った動作が癖付き状況を悪化させます。
これが股関節可動域制限の原因と考えました。
まず、着手したのは力みと偏った動作によって緊張が強くなっている筋肉を手技で緩めること、少し緩めば動きやすさが変わります。
その状態から、正しい使い方、動かし方を手取り足取りインプットさせます。
これをセッションでコツコツ行いました。
重要なのはご本人の理解と意識とイメージです。
こちらがいくら緩められても、その後の動きの部分で理解し、動きへの意識とイメージが鮮明でなければ上手くいきません。
Fさんは、それらをしっかりと遂行されました。
さらに、それを自宅でもしっかり取り組まれたので、好転しているという結果を早い段階で感じていただくことができました。
股関節ロッキングへの対応
股関節ロッキングは、歩いていたりすると急に股関節が固まり動かなくなる状態です。
この原因は痛みへの対応、また股関節ロッキングが起こるのではないかという恐怖から起こると考えました。
上記の状態から必要なことは股関節の正しい位置のインプット、骨盤・股関節の連動を意識した使い方、足首の適正化と柔軟性の向上、胸郭の柔軟性・可動性が必要と考えました。
毎回のセッションでこの4つに関する手技、ストレッチ、エクササイズを行うようにしました。
激痛への対応
激痛は代償動作によって起こっていただけなので、股関節可動域制限、股関節ロッキング改善へのアプローチをしていけば、痛みの出る動きは無くなると考えたので、特別激痛への対応はしていません。
体重増加への対応
体重増加は本来の身体の機能、動きができていないためで、代償動作により使われない部分が生じているため、上手くエネルギーも使われていないので、動作の改善が進んでいけば、体重は自ずと適正体重に落ちていくと考えました。
トレーニングの頻度
週1回60分のトレーニングと私が課した毎週の自宅トレーニングをご自身でも考えながら必死に取り組まれました。
自主トレをひたむきに行っていなければ間違いなく結果は出ていなかったでしょう。
身体の変化
以下Fさんからのお声も要約して、経過をご紹介させていただきます。
1ヶ月目の変化
ゆっくりしゃがめるようになり、スニーカーの着脱が出来るようになりました。
「約7年間の激痛と苦労が嘘のようで、奇跡に家族で泣いて喜びました。主治医の大学病院も、私を知る人は皆驚くばかりでした。」
というお声もいただけました。
3ヶ月目の変化
普通に床に落ちた物を捨え、踏み台を使って掃除、仰向けで足を伸ばして寝れる様にもなりました。
6ヶ月目の変化
完全に杖無しで外出が可能になりました。
10ヶ月目の変化
諦めていた事が日々できるようになる楽しさで食事量は増えていますが、当初の目的である体形もお腹やお尻が以前より引き締まり、体重は6.5kg減になっています。
家族でボーリングをしたり、枚無しで社員旅行に参加ができるようになりました。
夢のようです。
navisで楽しみながらもっともっと奇跡を起こしたいと思います。
何が正解か分からず闇雲に頑張り、失敗を繰り返していたと思います。
知人にnavisを紹介してもらいましたが、年齢、股関節の病気・・・受け入れてくれるのか不安でいっぱいでした。
先生は見学時から前向きに受け入れて下さり、年齢幅広い生徒の方々に対応されているので安心しました。
体型改善目的に関しても知らず知らずの間に・・・まさかの一石二鳥でした。
簡単に自宅でできる自主練指導も的確で、最短で改善に向かっているのが結果で分かります。
先生が身体を動かすのが好きなのが良く伝わり、楽しさが伝染します。
小さな成功体験を繰り返し以前の前向きな気持ちを取り戻せてきました。
家族の喜ぶ顔が嬉しいです。
全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定資格 NESTA-PFT 取得
美尻トレーナーとしてMBS系列「痛快!明石家電視台」「メッセンジャーの○○は大丈夫なのか?」に出演