太ももが太いのは遺伝なのか??
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結論から言うと遺伝的な影響よりも、食事、生活習慣など後天的な影響の方が、太ももの太さに大きく影響を与えています。
遺伝的な影響がゼロとは言えませんが、まず大切なことはこれからの生活習慣、特に現在の食生活(栄養状態)、運動、休養(睡眠、リフレッシュなど)が適切に行えているのかを確認し、その上で改善点を見出せば、太ももが太いというコンプレックスから解放され、細く引き締まった太ももを手に入れる準備が整います。
そして、改善点を修正して、その質を上げていくという作業をしていくことが細く引き締まった太ももへの一番の近道です。
太ももが太いのは遺伝と思われがちな理由は??
- 「親も太ももが太いから仕方ない…」
- 「小さい頃から、太ももが太いので仕方ない…」
このような話をよく耳にします。このいずれの状況も冷静に考えれば、理由が説明できます。
人の身体は何からできているかという部分を考えれば答えが見えてきます。
人は 「食べたものでできている」 非常にシンプルです。
この原理を理解しておくことが必要です。
小さい頃は、ほぼ毎日親と同じものを食べていたはずです。
ということは、似たような身体になる可能性が上がりやすくなるはずです。
実は 「親の太ももが太いから」 ではなく、「親と同じ生活習慣だったから」 と考えると、これは遺伝的ではなく、後天的な理由として捉えることができます。
遺伝のせいにするのではなく、変えることができる生活習慣にフォーカスすることで太ももが細くなる可能性が格段に上がります。DNAを変えることはできませんが生活習慣を変えることはできます。
太ももが太い人は生活習慣に注意!!
- 悪しき食生活
- 誤った日常動作と癖
実は、太ももが太くなりやすい生活習慣はこの2点に集約されます。この2つを改善するだけで太ももが細くなる効果が得られるはずです。
悪しき食生活
冒頭でも述べたように人の身体は「食べたものでできている」ので、食生活を見直し、改善する必要があります。
以下の項目について自分はできているか考えてみてください
<チェック項目>
- 体重1kgに対して1gのたんぱく質は摂取できていない。(牛肉、鶏肉、豚肉、魚、卵、大豆類などおよそ肉類100gでたんぱく質約20gと考えてください)※食品タンパク質早見検索
- 良くない炭水化物(パン、麺、小麦製品)が中心の食生活になっている。(お米で1日1~2膳程度がベスト)
- お酒は週に1~2回、1回に1~2杯ぐらい以上摂取している。
- 甘いものは毎日、もしくは週に3日以上は摂取している。(砂糖が入っているお菓子、ケーキ、ジュースなど)
- 良質な脂を摂取できていない。揚げ物を週に2回以上食べる。(肉類・魚類の脂、えごま油、アマニ油、オリーブオイルなど)
- 水をあまり飲まない。(1日に体重÷30(ℓ)以下である)
- 朝食を食べている。(午前中は浄化と排泄の時間なので食べないようにしてみて、合うようであれば継続してみる)
- コンビニを使う習慣がある。(添加物は身体にとって異物なので腸内環境の悪化を招く)
- 塩にこだわりはない。(岩塩よりも海の塩が日本人には相性が良い)
- 咀嚼(食べ物を噛むこと)が少ない。(1回に50回以下である)
この上記の項目をチェックしてみて何個チェックがつきましたか?
チェックの数が多ければ多いほど改善の余地は大きくなります。
まずはチェックの数が減らせるようにしていけば、身体は徐々に変化していきます。特に、
- 甘いものを控える、やめる
- コンビニの利用をやめる
この2つを実践するだけで身体は随分変わるはずです。
そこからさらにおすすめの実践は
- 水を体重÷30(ℓ)の量を飲む
- 朝食を抜いてみる
- 塩を海の塩に変えてみる
- 咀嚼を1度に50回を目指す
この4つを意識するだけで身体はさらに変化してくると思います。
主にお腹周りの変化は大きくなるはずです。
まずは2つでいいので、改善できそうなものに挑戦してみてください。
少しずつチェックを減らしていけば、「お菓子は食べたくなくなった」 「お酒をあまり飲みたいと思わなくなってきた」 という感じで、新しい習慣に変わってくると思います。
少しずつでいいので出来ることから始めてみましょう。
食生活改善についての最近のイチ押しは、自然農法で育てた野菜を食べるということで、これは代謝アップにはかなり有効で、そんな食生活を始めた途端、食べる量は同じなのに、私は自然と体重が落ちていきました。
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体のことを気遣う方にはぜひ知っていただきたいお野菜になりますので、食べ物に関心がある方はぜひ一度自然農法の野菜に目を向けてみてください。
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誤った日常動作と癖
日常の基本動作は
「座る」 「立つ」 「歩く」
この3つの動きが中心となっています。
太ももが太いのはこの3つの動作に問題があるかもしれません。
座るときにどう座っていますか?
膝に体重を乗せて、膝から曲げて座っていませんか?
多くの方は正しい座り方を知らないために、常に膝に負担をかけて太ももの前側・外側を優位に使い、座る動作を行っている方が多い印象です。
立つときも同様に、膝を伸ばす動作で立ち上がっているので、立つたびに膝に負担がかかり、太ももの前側・外側を優位に使うため、そこばかりが太くなってしまいます。
歩く動作は座る、立つ動作よりも複雑の動作になります。
座る動作、立つ動作が上手く行えていない場合、歩く動作は、ほぼ間違いなくエラーが起こっていると考えられます。
つまり、エラーが起こった状態で歩くので、
「毎日太ももの前側・外側が鍛えられている」
ことになります。これが太ももを太くしてしまう最も大きな要因になります。
日常動作で頻度が最も多い歩く動作は2歳から始まります。
そして、幼稚園ぐらいからしっかりと歩き始め、さらに走り始めます。
女性の多くはこの時期からよく 「お姉さん座り」 「内股で歩く」 という癖が出やすくなります。
これは女性が先天的に骨盤前傾(前に傾きやすく)で、股関節が内に捻じれやすくなるという器質を持っているためです。
このような癖はもちろん、座る、立つ、歩く動作にも影響を及ぼします。
小さな頃からの癖と、その癖が反映した日常動作の繰り返しが原因のはずが 「太ももが太い」 のは遺伝的であるという錯覚に陥っている可能性は高いと言えます。
今からでも遅くないです。
- お姉さん座り
- 内股歩き
などの良くない癖を改め、座る、立つ、歩く動作を改善することが太ももを細くするための一番の近道です。
座る、立つ、歩く、この日常動作を改善しましょう!!
座る・立つ
上述したように、多くの方は膝を曲げることを主として、常に膝に負担をかけて太ももの前側・外側を優位に使い、座る動作を行っています。
本来は 「股関節」 を使わなければなりません。股関節から曲げて、お尻を後ろに引くようなイメージで股関節を動かすことでそれに吊られて膝が曲がるという形を作らなければなりません。
歩く
座る・立つ動作の基本となるスクワットができれば、次は歩く動作です。
- お腹の辺りから脚がついていると思って、そこから脚を動かすイメージを持つ
- 脚も手も後ろが主役
- 踏み出した足のつま先は6〜8°開く、一本線を歩くイメージを持つ
- 後ろの脚側の骨盤を絞る、その際に前側の脚に体重が乗りお尻と内ももで支えているイメージを持つ
- 足部は人差し指、かかとの真ん中、足首の真ん中が同一ライン上にある
- 歩く際は後ろの手で反対側の足を触りに行くイメージを持つ
- 身体のラインより肘は前に出ない、手は前に出ても構わない
- 前の足を踏み出し、後ろの足が離れる瞬間、このとき、横から見ると頭部、両足部を結んだ線が直角三角形を作っている状態になる
この8つのことを意識して歩く動作を行ってみてください。
太ももが太いことに関してのまとめ
- 太ももが太いのは遺伝の影響もあるかもしれませんが、それ以上に後天的な太ももの前側・外側を使いやすい癖や習慣と日常生活(運動・食事・休養)が大きく影響している。
- その良くない癖や習慣を改め、座る、立つ、歩く動作を改善する。
- 食事に関しては甘いもの、コンビニを断ち、水を必要量飲み、塩を海の塩に変え、朝食を一度一定期間抜いてみて、咀嚼を1度に50回以上行ってみる。
全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定資格 NESTA-PFT 取得
美尻トレーナーとしてMBS系列「痛快!明石家電視台」「メッセンジャーの○○は大丈夫なのか?」に出演