パーソナルトレーナーブログ

知覧にて。

仕事でうまくいかなかった時。
心が沈んでしまった時。
そこから這い上がる手段の1つとして、
大戦中の施設巡りなどをします。
今回はずっと訪れたかった知覧特攻平和会館。
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初めて訪れた知覧は、青い空に青々と茂った、
山や林や秋を感じさせるような田圃の広がる、
のどかな懐かしい感じのする町並みでした。
72年前にこの地から500機を超える特攻機が、
飛び立ったとは思えない程にひっそりとした町並。
平和会館の中には1000人を越える遺影と、
両親や子どもや兄弟、特に母親に宛てた遺書が多く陳列されています。
有名なものだと、穴澤少尉や藤井中佐の遺書や遺影。
それ以外にも涙をこらえることに集中しないと、
到底みていられない内容のものばかりが陳列されていました。
全てを観終わった後にまず感じたこと。
全ての方が私より年下という事実。
最年長でも32歳。それでも私より4つも年下です。
出撃前夜にあのような立派な文章が書けるのか。
覚悟を決めて精悍な笑顔でいけるのか。
想像することすら出来ません。
遺書を読み進めているなかで、親子の絆。
親は子を想い。子は親を想う。
その想いが今とは比べものにならないようなものに映りました。
そして当たり前の疑問。人間は何故戦争をしてしまうのか。
政治的なこと。宗教的なこと。
そのほか諸々の事由があるなんてことを私は知る由もありません。
 特攻隊の方々に無念やドラマがあるように、
敵国の人にも無念やドラマがあります。
結局のところ憎しみは憎しみしか生みません。
その最たるものが戦争です。
前述のようにお上の考えることで何があるのか知りませんが、
戦いを望んでない人にこのような悲しいことを、
強要することだけは避けていただきたいと願います。
敷地内に唯一戦後につくられた飛行機が展示されています。
T-3 です。
山口県の防府航空自衛隊の演習機でずっと防府市の空を
何年も飛んでいた機体です。
航空自衛隊から寄贈されたと記してありました。
実家のすぐ裏手にある航空自衛隊。
故郷の空を毎日のように飛んでいた、
T-3 にこんなところで会えるとは思ってもみませんでした。
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空はこんなに青く、雲は悠々と流れ、小川は清らかに流れ、
樹々は青々と茂り、小鳥は囀り、時は緩やかに流れていくのに、
72年前の自然はこれ以上の美しさを保っていたはずなのに、
何故若者達は死に赴かなければならなかったのでしょうか。
何ものにも代えがたいかげがえのない命。
それを忘れないような、そんな当たり前のことが当たり前のような、
そんな社会を継承していくのが私たちの使命だと
改めて感じる日帰り行脚となりました。
以上navis山田がお送り致しました。